不動産トレンド&ニュース

2021.08.06更新

不動産投資マーケット

低未利用地特例、半年で確認2千件突破
―地方部の塩漬け物件動かすきっかけに

2021.08.06

 低未利用地の100万円特別控除の適用に必要な確認書の交付が、20年7月の制度導入から同12月までの半年で2060件になったことが分かった。国土交通省が、自治体の確認書の交付状況を全国調査した。約6割が30年以上保有されていた土地だった。新たな税制特例が、長い間塩漬けになっていた土地を動かすきっかけになっている。 低未利用地の100万円特別控除制度は、個人が低未利用土地とその...

不動産投資マーケット

地所、「有楽町エリア再構築」を本格始動
―所有2棟の建て替えを決定、23年に閉館

2021.08.06

 三菱地所は、東京・千代田区のJR有楽町駅前に所有する「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の両ビルを建て替えることを決めた。「有楽町エリア再構築」の第1弾となる新築ビル計画。両ビルは23年をメドに閉館する。建て替えのスケジュールは現時点では未定。丸の内、大手町に続き有楽町でも街の再構築が本格始動する。  同社が昨年1月に公表した「長期経営計画2030」では、...

不動産投資マーケット

オフィス空室率、東京は4年ぶり2%台
―CBREが2Q需給、小区画の人気上昇

2021.08.06

 CBREは全国主要都市における第2四半期(2Q)のオフィス需給動向をまとめた。A・B両グレード(等級)の空室率が東京で前期比0.9㌽増の2.8%と4年ぶりに2%を上回ったほか、大阪で0.4㌽増の2.3%、名古屋で0.5㌽増の2.8%と1年以上にわたり上昇が続く。コロナ禍で働き方に変化が生じ、大都市圏では小規模な区画にいち早くテナントが付くケースが目立つという。  東京と大阪は5期連続、名古屋は...

不動産投資マーケット

価格上昇の予測が大幅増、下落を上回る
―野村不ソリュ、不動産投資の意識調査

2021.08.06

 野村不動産ソリューションズは、運営する投資用・事業用の不動産サイト「ノムコム・プロ」の会員を対象に、「不動産投資に関する意識調査」を実施した。1年後の不動産価格の予想は「上がる」が前年より24.4㌽増加の32.1%となり、「下がる」(21.2%)を上回った。「横ばい推移」は11.6㌽増の46.7%だった。  所有する物件の運用や管理への新型肺炎による経済的な影響に関して、「影響を感じる」は39.0%、「感じない」は61.0%となり、20年調査時と同じ割合だった。具体的な影響は「空室が埋まらなくなった」が21.4㌽...