不動産トレンド&ニュース

2021.07.02更新

投資住宅市場

不動産業向け貸出残高3.39%増の83.91兆円
トップは三菱UFJ銀、不動産シェアは13.88%

2021.07.02

 金融機関96機関(都銀4行、信託3行、生保9社、地銀75行、その他5機関)の2021年3月期業績によると、不動産業向け貸出金の期末残高(以下、不動産向け残高)は総額83兆9119.57億円(前年同期比2兆7542.81億円増、3.39%増)。総貸出残高(604兆5798.72億円)に占める不動産業向け貸出割合(以下、不動産シェア)は13.88%で0.16Pアップした。...

不動産投資マーケット

不動産ID、今秋までにルール検討開始
―国交省懇談会、投資市場の新目標設定へ

2021.07.02

 国土交通省は22日、不動産投資市場政策の最新動向や検討課題を共有する第13回「不動産投資市場政策懇談会」を開催した。各不動産に共通の「不動産ID」を割り振るためのルール整備や、ESG不動産投資分野の新たな検討会の立ち上げが報告された。不動産投資市場の新たな成長目標の検討も始める。  不動産IDは、多様な主体から不動産のデータを得て宅建業者やデベロッパーが活用する場合、データ提供元ごとのわずかな表記の違いにより、情報連携がしづらくなっている問題の解決を目指す。不動産登記簿の右上の13ケタの不動産番号を活用して、共通...

コラム

ウッドショックと住宅市場との関係

2021.07.02

 コロナ禍で世界的に木材価格が上昇している。コロナ禍の影響で米国や中国など、世界的に住宅などの建築需要が高まっているためだ。東京都内の木材市場関係者によると「米国では都市部の人口集中地域から、ソーシャルディスタンスを保つことができる郊外の一戸建てへ移り住む人が増えている」とのこと。そのためこうした都市部の郊外で木造戸建て住宅の需要がにわかに高まり、木材価格が上昇しているの。アメリカでの需要拡大は日本向けの北米材の輸出のストップにつながった。なお日本では新築される住宅の大半は木造であ...