不動産トレンド&ニュース

2021.06.18更新

不動産投資マーケット

ワクチン職域接種、不動産業界でも準備
―森ビルはヒルズ3カ所で10万人対象に

2021.06.18

 新型コロナウイルスワクチンの接種を職場などで行う「職域接種」の準備が不動産業界でも進んでいる。一般企業では社員や協力会社を接種対象にしているケースが多いが、不動産業界ではオフィスのテナント企業の従業員も対象に加えているケースもある。  森ビルは21日から、虎ノ門ヒルズ(東京・港区)、六本木ヒルズ(同)、アークヒルズ(同)の3カ所で職域接種を開始する。接種の対象は同社や同社グループの社員とその家族の計7000人に加え、同社オフィスに入居するテナント企業の従業員、同社...

不動産投資マーケット

中古マンション成約数、過去最高を更新
―5月の東日本レインズ、戸建も過去最高

2021.06.18

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、5月の不動産流通市場動向をまとめた。中古マンション・中古戸建てともに好調な成約状況が続いている。首都圏の中古マンション成約件数は3297件で、5月としてはこれまで最多だった13年を7.2%上回り、過去最高を更新した。コロナ前の19年5月と比較すると19.9%増となった。中古戸建ての成約件数も1410件となり、これまで5月の最多だった16年を23.5%上回り、過去最高を更新した。19年比...

不動産投資マーケット

三鬼ら、都心オフィス空室率6%目前に
―年内竣工ビルの平均成約率は78.7%

2021.06.18

 三鬼商事がまとめた5月末時点のオフィスビル需給動向によると、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の平均空室率は前月比0.25㌽増の5.90%と6%が目前だ。空室率は15カ月連続で上がった。大区画の解約と新規募集が増え、5区全体の空室は1カ月で約1.9万坪増えた。坪当たりの月額賃料は2万1249円で昨年5月に比べ1587円下がった。  新旧別の空室率は、新築が前月比1.67㌽増の8.97%と上昇が目立つ。ただこれは、前年に竣工した「東京ポートシティ竹芝」など3棟の区分が新築から既存に...

不動産投資マーケット

「本社は都心、郊外にも働く場所」4割
―ザイマックス総研、オフィス需要調査

2021.06.18

 ザイマックス不動産総合研究所は、半年に1度実施している「大都市圏オフィス需要調査」の結果をまとめた。企業に対しオフィスの利用意向を聞いたところ、コロナ収束後は「本社機能は都心に置き、郊外に働く場所を分散させる(在宅勤務を含む)」が40%を占めた。サテライトオフィスで重視するのは「セキュリティ性能」が最多で、次いで「従業員の居住地に近い」ことが挙げられた。  コロナ収束後もテレワークを併用していく...