不動産トレンド&ニュース

2020.09.04更新

不動産投資マーケット

中古M売価、東京23区は17年以降最高額

 アットホームがまとめた7月の首都圏中古マンション売り希望の平均価格は、前月比0.4%下落の3130万円だった。東京23区、横浜市・川崎市、さいたま市を除く、5エリアで前月を下回った。23区は前月比0.2%上昇の4135万円で、17年1月以降で最高額となった。前月比での上昇は2カ月連続。前年同月比では1.1%の上昇となり、6カ月ぶりに上昇に転じた6月に続いての上昇となった。  都下の平均価格は前月比1.0%下落の2616万円。6月に5カ月ぶ...

不動産投資マーケット

コロナの影響、不動産業の売上は改善に
―国交省調査、ホテル・商業リートは低迷

 国土交通省の「新型コロナウイルス感染症による関係業界への影響調査」(7月31日時点)によると、不動産業で売上が20%以上減少した事業者の割合が、5月に比べて6、7月と連続して減少した。今後も売上は改善するとの業者見通し。一方で、不動産投資については、ホテル・商業施設特化型リートの投資口価格が低い水準で推移している。  7月の不動産業者の売上金額(前年同月比)は、20%以上減少した業者が全体の25%だった。6月も25%で、5月の40%と比べると2カ月連続で減少している。今後の見通しでは20%以上減少を見込む業者の割合は8月24%、9月21%と減少傾向と...

不動産投資マーケット

JLL、上期商業用不動産取引額14%減
―オフィスは例年並、物流・レジは活発化

 ジョーンズラングラサール(JLL)がこのほど公表した報告書によると、20年上期(1~6月)における日本の商業不動産取引額は前年同期比14%減の1兆9293億円と低調だった。総額に占めるオフィスへの投資比率は51%と例年並みだが、コロナ下で商業・ホテルへの投資が減少。第2四半期(2Q)の取引額が30%減と大きく減り、上期の取引総額を下押しした。ただ下期に入り、物流やレジデンスなどを中心に取引が再び活発になり始めているという。  JLLがまとめた「ジャパンキャピタルフロー(20年上期版)」によると、新型肺炎の影響で商業用不動産取引額は前期や前年に比...