不動産トレンド&ニュース

2020.08.21更新

不動産投資マーケット

コロナを契機に職と住の融合がすすむ
―国交省、有識者ヒアリングとりまとめへ

 国土交通省は、コロナ禍で今後の都市のあり方にどのような変化が起こるのか、幅広い観点から検討するため、有識者へのヒアリングを実施した。都市再生、都市交通、公園緑地や医療などの分野から、約60名の有識者から個別に意見を聴取。早ければ8月中にも論点を整理したとりまとめを発表する。  従来の都市政策や都市のあり方を確認するとともに、コロナによって顕在化した課題にどう対応していくかについて意見を求めた。テレワークが多くの企業で浸透し、場所がオフィスでなくとも働けること、通勤の混雑から解放されることを体験者は実感した。このことから、多くの有識者が、今後は「都心部でも郊外部でも職と住の融合が...

不動産投資マーケット

三幸、都心空室率は前月比微減0.6%

三幸エステートは東京都心5区における賃貸オフィスビルの需給動向をまとめた。7月末時点のAクラスビルの空室率は前月比0.06㌽減の0.60%と4カ月ぶりにやや下がった。新型肺炎関連の給付金事業に使われる床の需要が生じ、一時的に空室率が下がった模様だ。ただ退去前の募集もカウントした「潜在空室率」は0.22㌽増の3.35%と上がった。一般の空室率との差が2.75㌽と大きく開いており、テナントの解約予告が増え始めている可能性がある。  東京都心5区(千代田、中央、港...