不動産投資マーケット

19年度の不動産証券化資産は4.1兆円
―国交省、取得用途で物流がオフィス抜く
国土交通省は、19年度の「不動産証券化の実態調査」をまとめた。19年度に不動産証券化の対象として取得された不動産・信託受益権の資産額の合計は、約4.1兆円(前年度は4.7兆円)となった。証券化ビークル等が譲渡した資産額は約3.9兆円(4.1兆円)で、取得と譲渡の差が+約0.2兆円で、19年度は市場規模がその分拡大したことになる。前年度の+0.6兆円に比べ拡大幅は減少したが、プラスは維持した。 取得された資産をスキーム別にみると、リート(私募リート含む)は実物0.22兆円、信託受益権1.50兆円の合計1.72兆円で、全体の約42%を占めた。不動産特定共同事業(FTK...