
国交省、大阪.関西万博を3Dデータ化
─プラトー、オープンデータとして公開へ

国交省、大阪.関西万博を3Dデータ化
─プラトー、オープンデータとして公開へ
国土交通省は、3D都市モデルPLATEAU(プラトー)で、大阪.関西万博を三次元データ化した。3Dモデルと、モデル作成のため取得した点群データをオープンデータとして公開する。これまで都市単位で3Dモデル整備を進めてきたプラトーで、イベント会場を対象にするのは初めて。建築やまちづくり分野での活用のほか、万博会場の再訪を楽しむ各種コンテンツ開発を見込む。商用利用は禁止。
シンボルの大屋根リングは、建築BIMの技術を用いて精巧に再現した。各国のパビリオンなどは、上空からの多方向カメラによる撮影や、レーザースキャナーで計測した点群データから3D化している。万博の3Dデータは、社会基盤情報流通推進協議会が運営する「G空間情報センター」のサイトで公開予定。データをダウンロードすれば、3D都市モデルを閲覧するブラウザベースのウェブアプリ「プラトービュー」での利用が可能になる。
歴史的建築物をデータにして保存するデジタルアーカイブの動きは、近年各所で広がっている。記憶の継承のほか、維持修繕工事での活用、周辺のまちづくりの検討でも有用性が評価されている。万博の3Dデータも、新たなコンテンツ創出につながるのではと国交省は期待している。
プラトーは、まちづくりDXの基盤とするため、国交省が20年に開発した。万博モデルは商用利用禁止だが、プラトーは原則商用利用可。その土地にどのような規模の建築物が建てられるか、土地のポテンシャルを可視化するサービスなどの創出実績がある。住民と自治体のまちづくりの対話の場でも活用されている。25年度中に約300都市のモデルが整備される予定。
2026.03.12