
UR都市機構、団地のLCCO2算定
UR都市機構、団地のLCCO2算定
都市再生機構は、UR賃貸住宅で建築物のライフサイクル全体の環境負荷を算定・評価する「建築物LCA(ライフサイクルアセスメント)」を実施する。建築物の企画・設計から、製造、建設、運用、解体、廃棄に至るまでの全てを通して排出されるCO2総量(建築物ライフサイクルカーボン、建築物LCCO2)を削減するねらい。建築物LCCO2への影響が大きい要素を把握し、削減に向け課題整理を行う。今年度内にUR賃貸住宅のうち2~4団地程度で算定を実施する。今後のUR事業での算定実施についても検討し、結果がまとまり次第公表する予定。25年4月に改定したURの「環境基本方針」を踏まえた取り組み。建築物分野のCO2排出量は、日本のCO2排出量全体の約40%を占める。建築物LCAの必要性が高まっており、国も制度化に向け議論を進めている。
2025.10.10