
Jリート投資は大和証券Gが10万8609口でトップ
―総投資口数は14.37%増、JPモルガン証券が4万口増
上場リート63法人が開示した主要投資主データ(19年5月末時点)によると、各リートの上位投資主に金融機関計33社が入った。44金融機関の集計範囲内(以下同)の保有投資数は合計61万5503口(簿価50万円換算、以下同)で、前年同期(2018年5月末時点)より63.00%(23万7891口)増加した。ただし、これらは金融機関単独による自己勘定分であり、小口投資金融機関と自己勘定投資以外を合わせた総保有投資口数は119万7257口(14.37%増、15万481口増)だった。
金融機関別の保有投資口トップは、大和証券グループ本社(10万8609口、3万4015口増)だった。次いで三菱UFJモルガン・スタンレー証券(7万2241口、1万7752口増)、3位にみずほ信託銀(6万5096口、4万9005口増)、4位にJPモルガン証券(4万7303口、4万691口増)、5位にSMBC日興証券(3万2990口、増減なし)が続く。 1位の大和証券グループは、サムティ・レジデンシャルが3万4019口で開示された。3位のみずほ信託銀は、インヴィンシブルを1万6215口増やしたほか、大和ハウスリートが4756口、ジャパン・ホテル・リートが4524口、ケネディクス商業リート(KRR)が4481口それぞれ増やした。そのほか、みらいに3768口、アクティビア・プロパティーズに3208口などに6法人に投資している。4位のJPモルガン証券は、野村不動産マスターファンドが1万3146口、オリックス不動産が1万367口、GLPが7930口でそれぞれ開示圏内に入り、日本リテールファンド(JRF)を7628口増やした。
9位の八十二銀は、産業ファンドを3290口増やしたほか、ラサールロジポートが2406口、森トラスト総合リートが2297口、東急リアル・エステートが2234口で開示圏内に入り、伊藤忠アドバンス・ロジスティクスに1856口投資している。
一方、オランダの年金基金であるSTICHING PENSIOENFONDS METAAL EN TECHNIEKは1万4145口減らし5097口に。JRFが6615口、大和証券オフィスが5641口など4法人向け投資が開示圏外に落ちた。7位の中国銀行は4565口減らし2万4998口。ユナイテッド・アーバンを4769口、日本ロジスティクスファンドを2222口がそれぞれ開示圏外に落ちた。
2019.08.30