日本の文化遺産

#40 長崎県・大村市

戦国時代、キリシタン大名がここを治めていたが、江戸時代に仏教しか認めない宗教政策でキリシタンが弾圧され、多くの信者が隠れキリシタンとなり秘かに信仰を深めていた。しかしそれが見つかり数多くの悲劇が起こった。
その歴史の事実が文化財となって残されている。
また初代大村藩主の菩提寺には巨大な墓が並んでおり、そこの石霊屋「いしたまや」は他に例が少なく貴重なもの。禁止令により仏教の墓を造り、墓石に十字のように見える細工を施し、キリシタンへのこだわりを示していると伝えられている。
江戸時代に造られた寺の庭園、藩士の屋敷など当時の造形の素晴らしさが保存されている。