日本の文化遺産

#39 熊本県・八代市

江戸時代、城下町として栄えた、その中心であった八代城「やつしろじょう」
細川家によって築城され、後に筆頭家老の松井興長「おきなが」が継いだ。
現在は石垣だけが遺構として残されている。
城跡の近くにある松濱軒「しょうひんけん」は当時の4代目の城主、松井直之が母親のお茶屋として創建した。由緒あるもので昭和天皇、皇后両陛下もご宿泊された。
鎌倉時代の代表的石造多層塔、高度な技術を持った石職人が残した文化財の橋など貴重なものが保存されている。
壇ノ浦で敗れた平家が落ち延びた五家荘「ごかのしょう」、秘境の中に集落をつくり人目を忍んで生活し、平家800年の歴史が語り継がれている。