日本の文化遺産

#19 佐賀県 鹿島市

祐徳稲荷神社「ゆうとくいなり」は旧鹿島藩主鍋島直朝の夫人が嫁ぐ際、よそに祀られていた稲荷神社の分霊を奉祀したもの。鍋島家の尊信が厚かっただけに、社殿造営は藩費でまかなわれた。社殿の彫刻などの技法や建築の様式は19世紀初期の代表的なもので高い価値がある。
酒蔵通りなどがある伝統的建造物群保存地区は旧多良海道に歴史ある建物が並ぶ。
ほとんどが文化財の指定を受けており貴重な町並みとして変わらぬ風情を見せている。
鹿島城跡に一部残る城の名残は城郭遺構として評価されている。
200年の歴史がある鹿島錦は伝統的地場産品として指定を受けており、佐賀の代表する逸品。